安下処諷経
新住職は新しく命令を受け寺に入山しますので、新命方丈と呼ばれます。新命方丈は、昔は長い旅をして寺にやってくる場合がありました。その為に一度、寺に入る前に「安下処(あんげしょ)」と呼ばれる宿に泊まり、旅の疲れを取り、身支度を整えたのです。晋山式に出発する前には、感謝のお経を唱えます。


拝請式の様子

安下処諷経

晋山行列
新命方丈、檀家役員、梅花講員、お稚児さんが行列を作って歩きました。
お稚児詣りは、幼いお子さん方を仏様の御子としてみたて、着飾り、お子さんの幸せと健康を祈り願う荘厳なる習わしです。仏様とお子さんとのまたとない御縁を結ぶ好機会でもあります。幼き日の思い出が今後のお子さんの心の糧となり、仏様やお寺をより身近なものに感じる機会です。今回の行列では朝からあいにくの雨となりましたが、お稚児さんは全員歩きました。

稚児灌頂洒水(ちごかんちょうしゃすい)
寺に到着したお稚児さんは、頭に洒水を受け護持会役員からお土産を受け取った後、新命方丈と記念撮影をしました。

記念写真撮影

晋山結制式に関する
その他の法要のお問い合わせは下記宛先に連絡願います。
曹洞宗 鹿苑山 永源寺
〒667-0021 兵庫県養父市八鹿町八鹿980
電話番号 079-662-2604